The Negotiator

2005年7月21日
 さて、本日も昨日に引き続いて修行です。正直同じ作業を繰り返しているだけですので、取り上げるような出来事もなく。
 しかしこれではネタになりません。で、ちょっと迷ったのですが、以前あった大陸の友人との会話を載せてみようと思います。少し前のカリカ出張時の出来事です。「日記」というものの趣旨から外れているようですが・・・。
 ちなみに念のため、相手の名前は伏せておきます。
 後、私の英語ははなはだ怪しい代物です。意味は通じているようですが、その辺りご了承下さい。

 という訳で・・・。
 とある日の深夜、そろそろ寝ようかと思ってた頃にこのようなtellが。

相手>>>what time do you asleep?

 大体夜中の3時頃であったでしょうか。この日はカリカ出張初日という事もあり、大分飛ばしておりました。夕方からぶっ続けでやってましたので、他の人も同じように感じたかもしれませんね。しかし「アンタにんな事聞かれたくない」とは思いましたw 向こうさんは24時間稼動ですので。
 ちなみにこの彼は、夕方頃散々私達に狩られています。どうにか脱出して後は、多分リスボン辺りで胡椒を捌き、またこちらにUターン。深夜になり積み込みも終わってカリカから出発しようとしていたらしいのですが、そこで私を発見し慌てて港に退散。その後tell、という状況です。
 で、私の返答。

私>i play endless

 ふざけた返事ですが、ハッタリも掛けています。彼から弱気な部分を感じましたので、押してみようという訳です。
 少し間が空いた後、以下のやり取りが。

相手>>>pleae do not PK me,ok?
私>if you pay money 3M, you can pass here.

 なんとも我ながら悪です。海賊そのものの台詞であります。しかしこれも大航海時代の習い、海賊が容赦をしてはなりません。24時間胡椒を運び続け、彼らは相当な額のDを持っている筈です。3Mでも安いくらいです。
 そして次のやり取り。

相手>>>NO.i no maney.
私>it is lie.
 
 敵もそう簡単には折れません。折角稼いだDを渡したくないのは当然の事です。
 しかし見え透いた嘘を言ってきます。この言い草には、普段は温厚な私も少々フォースの暗黒面を増大させました。
 再度要求を繰り返しつつ、やり取りは続きます。

私>if you dont pay game money 3M,you cant pass here.
相手>>>i have only goods.
私>what goods?
相手>>>胡椒
私>It does not need!
相手>>>there is nothing other
私>you cant pass here.

 ・・・おいおいおいおいおいおいおーい!
 ここをどこだとお思いか? 胡椒の産地、カリカットであるぞ! そのような物で代わりが効くとでも? それともからかっているのでしょうか。
 少々突き放して最後の文となりましたが、5分程沈黙の緊張が続いた後、眠い目をこすりつつ最後通牒を仕掛けます。

私>it is last negotiation.
私>pay game money 3M.
私>you have the game money. Because you bought pepper.

 すみません、本当に英語には自信がありません。でも、意味は通じますよね? 最後は皮肉をまじえて言ってみたものです。
 するとこのような返答が。

相手>>>but,i have not sold yet. so ,i no money.
私>HAHAHA. How doing, you bought the pepper?
相手>>>i sell.

 なにやら禅問答のようになってしまいました。卵が先か鶏が先か、という感じです。
 或いはやはり、私の下手な英語に問題があって通じてなかったのでしょうか? やり取りをしつつ、少々笑ってしまいました。
 まだしばらく続きます。

私>i know that you have many game money.
相手>>>no
私>so being lie, it does not pass.
私>OK i sleep. but my friend is here.and he hunt you.

 まだ誤魔化そうとする彼に対し、私としても交渉の無駄を感じ始めています。というか眠い・・・。
 しかし、最後にプレッシャーだけ掛けて打ち切ろうとした時、彼から意外な台詞が。

相手>>>i am not a boos,i am only a worker.(boos=bossの事でしょう)
相手>>>so i no money.

 なんと生々しい・・・w 
 といいますか、やっぱり彼らは仕事でやってました。まあ、分かってた事ですが、言葉で直接聞けたのは初めての事です。
 当然の事ながら、彼らにとってゲーム内の金である「D」は、現実のお金と同等に価値を持ちます。そのDを上司の許可なく譲渡する事は、下っ端の彼には出来ないのでしょう。私は単純に海賊RPをしているだけなのですが、何か不味い事をしているような居心地の悪さを覚えました。
 しかし、ここで不意に私の中に、彼への同情が湧きました。自分に決定権がない事項について、決断を求められた時の辛さは良く分かります。彼もずいぶん困った事でしょう。
 これ以上苛めるのはさすがに気の毒になってきましたので、ここらで潮時、以下のやり取りで終えました。

私>OK i know.
私>You luck are bad
相手>>>oh,my god!
私>bye!
相手>>>i konw!
私>>>bye

 終えてみて、私との交渉を向こうも意外と楽しんでいたのでは、と感じるのは気のせいでしょうか?w 最後のやり取りをみるにつけ、案外ノリノリであったように思えます。
 海賊の被害者役を見事演じた彼に拍手、です。単に本当に嘆いていただけだったのかもしれませんが。

 このように、海賊をやっていますと時折交渉する事があります。まあ、ここまで面白い展開は滅多にありませんが。
 交渉の多くは収奪品の返却についてのやり取りですね。貴重なアイテムをいくらで買い戻す?という類のものです。

 中々大変なのですが、それだけに奥も深いと思います。
 これを読んでもし興味が湧いたなら、ぜひ一度あなたもやってみませんか?w

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