10月以降の海賊
2005年9月15日 先日は「こうなればいいなあ」的な遠い目による海賊考察をしてみました。それに対して本日は、もっと近い視点でのお話です。
つまり、10月パッチによって海賊活動にどう影響が出るか、という話題です。
例のパッチで海賊活動に影響が出る要素は以下の2点。
1.ブーメラン距離延長によって、交易者・冒険者はどれくらい青ゾーンから出て来てくれるのか?
2.海賊の青ゾーン撤廃による影響
1.については2つのポイントがあります。一つは仕入書系アイテムがどれくらい出回るのか。もう一つは、今まで見向きされなかった交易品の相場がどうなるか、です。
仕入書が大量に出回り過ぎると、結局現状となんら変わらなくなってしまいます。一番利ざやの大きい交易品だけを一つの港で積み込み、売り相場の一番高い港で売るだけです。海賊にとっては、本来獲物が増える筈だからこその青ゾーン撤廃が、単なる下方修正にしかならなくなってしまいます。これは勘弁して欲しい所ですね。仕入書のNPC売りとか論外です。大体予想がつきますが、パッチ後に少なくない人数の交易者・冒険者が仕入書系アイテムの増量を要望すると思います。光栄がその圧力に耐えてくれるかどうか。・・・今までを見ると、望み薄でしょうか?
人気薄だった交易品の相場についても、現状のままだと見向きされないでしょう。たとえブーメランがより困難になったとしても、青ゾーンの中をひたすらグルグルすれば何とか一品仕入れは可能なのですから、海賊襲撃のリスクと時間効率から言ってそちらの方が良い、という可能性も出てきてしまいます。人々を色んな港に「行かせる」ではなく、「自然と行く」ような修正が必要ですね。単純な話で、儲けられるのなら皆自然とそこに行くのです。
この2点のバランスが鍵を握る事になりますね。現状ではまだどういうバランスになるのか分かりようがないので、良い方向になる事を祈るのみです。
2.についてですが、この修正は海賊にとっては相当厳しいものとなります。ソロで活動をしている海賊ですと、ひとたびPKKに目をつけられてしまったら、その日の活動は無理、という事になるかもしれません。
一度皆さんにも試して欲しいのですが、港から出て点滅が終わるまでどのくらいの距離を進めると思いますか? 青ゾーンがある今なら意識する事のない点滅ですが、実際測ってみるとかなり短い事が分かると思います。この短さですと、PKK側が港を封鎖する事は非常に簡単になります。1〜2隻程度で、点滅が終わる距離よりも若干遠目に停泊しているだけで、脱出しようとするソロ海賊とエンカウントする事が可能です。そして一度エンカウントされてしまったら、海賊は港から遠ざかる方向、すなわちPKKのいる方向に動くしかありません。背後は陸地ですから、退路はないのです。
つまり海賊は、港内で自分を狙っているPKKに発見されてしまった場合、海上での戦闘をほぼ必ず行わねばならなくなりそうです。今までならば、相手の封鎖の隙を突いて戦闘無しで脱出が出来たのですが、新パッチ後はその様な事は有り得ないと思われます。仮に戦闘から脱出、或いは勝利したとしても、戦闘直後の速度は遅く点滅の消える時間は一瞬です。海賊には緑旗がつきませんから、沖に向かう間もひたすら戦闘を仕掛け続けられる事になるでしょう。港に引き返そうにも、少しでも沖に離れてしまっていたら、次に説明する理由で港に入る事も困難になります。しかも海賊は戦闘中に援軍を求める事が出来ないのです。
上の話は港から出る困難についてですが、港に入るのも同様に困難になります。PKKが青ゾーンで待ち受けていた場合、海賊が港をタゲるよりも、PKKが海賊をタゲる方が早いのは、距離関係からして当然の事です。この時、海賊が戦闘から離脱する選択をした場合、それは必ず港から遠ざかる方向に向かわねばなりません。港方向の戦闘エリアは、陸によって阻まれているからです。戦闘から脱出出来ても、やはり点滅時間の短さからいって、入港する前に再度エンカウントされるでしょう。よって戦いに勝つか負けるかして、尚且つ点滅が終了するまでに港をタゲれる距離まで進まないない限り、PKKの封鎖する港には入れないという訳です。
港に入りにくくなる、或いは入れそうにないとなった場合、海賊は奪った交易品を捌く事が難しくなります。PKKがいなさそうな遠方の港に行かざるを得なくなるでしょう。こうなると、交易者が沢山外に出ているからといって、本当に稼ぎ易くなるかどうかも怪しくなるのです。
以上の事を考えても、戦力的に劣るソロでの活動は、非常に困難になるのです。複数で活動したとしても、強力な戦闘艦に乗っていないとPKKには対抗出来ません。しかし、えてして強力な戦闘艦は足が遅く、海賊にはあまり向かない代物です。
これらを見るにつけ、思った以上に厳しい修正になりそうですね。
これを打開していくには、海賊側の情報網を今以上に強力にしていく他無い様に思います。海賊同士だけでなく、一般人からの情報支援が必要ですね。無差別海賊ならいざしらず、私掠海賊ならば同国人からの支援を当てに出来そうです。交易情報だけでなくPKK情報にも常に留意しておき、逃走経路を確保しておくべきだと思います。
しかし、ちょっと私は今回の青ゾーン撤廃については、バランス云々以前に違和感を感じています。元々青ゾーンが設置された理由は、出待ちPKがゲームプレイに支障をきたす一種の「ハメ技」であるから、だったと私は理解しています。(ただし、この点は公式HPには理由が記載されていません。出待ちPKの事が色んな所で騒がれた挙句の修正ですから、ほぼ正しい推測だと思ってますが。ちなみに一応GMに問い合わせてみました。すると例によって、仕様変更意図については答えられない、との返事でした。ユーザーが利用しているサービスの仕様変更について問い合わせているのに、答えられないというのです。彼らはサービスプロバイダーとしての自覚があるのでしょうか?)
だとするならば、海賊にのみその「ハメ技」アリとするのは、一体どういう事なんでしょうか。光栄は、海賊だけはこのハメ技をされても問題なしと考えているのでしょうか。だとすれば、他の一般ユーザーに比べて、海賊ユーザーには質の違ったサービス提供で良しとしているという事なんでしょうかね。
まあ、この点は推測になってきます。
私としては、与えられたルール内でどう問題を克服していくか、これに集中するのみでしょうか。
海賊受難の時代になりそうだなあ。
つまり、10月パッチによって海賊活動にどう影響が出るか、という話題です。
例のパッチで海賊活動に影響が出る要素は以下の2点。
1.ブーメラン距離延長によって、交易者・冒険者はどれくらい青ゾーンから出て来てくれるのか?
2.海賊の青ゾーン撤廃による影響
1.については2つのポイントがあります。一つは仕入書系アイテムがどれくらい出回るのか。もう一つは、今まで見向きされなかった交易品の相場がどうなるか、です。
仕入書が大量に出回り過ぎると、結局現状となんら変わらなくなってしまいます。一番利ざやの大きい交易品だけを一つの港で積み込み、売り相場の一番高い港で売るだけです。海賊にとっては、本来獲物が増える筈だからこその青ゾーン撤廃が、単なる下方修正にしかならなくなってしまいます。これは勘弁して欲しい所ですね。仕入書のNPC売りとか論外です。大体予想がつきますが、パッチ後に少なくない人数の交易者・冒険者が仕入書系アイテムの増量を要望すると思います。光栄がその圧力に耐えてくれるかどうか。・・・今までを見ると、望み薄でしょうか?
人気薄だった交易品の相場についても、現状のままだと見向きされないでしょう。たとえブーメランがより困難になったとしても、青ゾーンの中をひたすらグルグルすれば何とか一品仕入れは可能なのですから、海賊襲撃のリスクと時間効率から言ってそちらの方が良い、という可能性も出てきてしまいます。人々を色んな港に「行かせる」ではなく、「自然と行く」ような修正が必要ですね。単純な話で、儲けられるのなら皆自然とそこに行くのです。
この2点のバランスが鍵を握る事になりますね。現状ではまだどういうバランスになるのか分かりようがないので、良い方向になる事を祈るのみです。
2.についてですが、この修正は海賊にとっては相当厳しいものとなります。ソロで活動をしている海賊ですと、ひとたびPKKに目をつけられてしまったら、その日の活動は無理、という事になるかもしれません。
一度皆さんにも試して欲しいのですが、港から出て点滅が終わるまでどのくらいの距離を進めると思いますか? 青ゾーンがある今なら意識する事のない点滅ですが、実際測ってみるとかなり短い事が分かると思います。この短さですと、PKK側が港を封鎖する事は非常に簡単になります。1〜2隻程度で、点滅が終わる距離よりも若干遠目に停泊しているだけで、脱出しようとするソロ海賊とエンカウントする事が可能です。そして一度エンカウントされてしまったら、海賊は港から遠ざかる方向、すなわちPKKのいる方向に動くしかありません。背後は陸地ですから、退路はないのです。
つまり海賊は、港内で自分を狙っているPKKに発見されてしまった場合、海上での戦闘をほぼ必ず行わねばならなくなりそうです。今までならば、相手の封鎖の隙を突いて戦闘無しで脱出が出来たのですが、新パッチ後はその様な事は有り得ないと思われます。仮に戦闘から脱出、或いは勝利したとしても、戦闘直後の速度は遅く点滅の消える時間は一瞬です。海賊には緑旗がつきませんから、沖に向かう間もひたすら戦闘を仕掛け続けられる事になるでしょう。港に引き返そうにも、少しでも沖に離れてしまっていたら、次に説明する理由で港に入る事も困難になります。しかも海賊は戦闘中に援軍を求める事が出来ないのです。
上の話は港から出る困難についてですが、港に入るのも同様に困難になります。PKKが青ゾーンで待ち受けていた場合、海賊が港をタゲるよりも、PKKが海賊をタゲる方が早いのは、距離関係からして当然の事です。この時、海賊が戦闘から離脱する選択をした場合、それは必ず港から遠ざかる方向に向かわねばなりません。港方向の戦闘エリアは、陸によって阻まれているからです。戦闘から脱出出来ても、やはり点滅時間の短さからいって、入港する前に再度エンカウントされるでしょう。よって戦いに勝つか負けるかして、尚且つ点滅が終了するまでに港をタゲれる距離まで進まないない限り、PKKの封鎖する港には入れないという訳です。
港に入りにくくなる、或いは入れそうにないとなった場合、海賊は奪った交易品を捌く事が難しくなります。PKKがいなさそうな遠方の港に行かざるを得なくなるでしょう。こうなると、交易者が沢山外に出ているからといって、本当に稼ぎ易くなるかどうかも怪しくなるのです。
以上の事を考えても、戦力的に劣るソロでの活動は、非常に困難になるのです。複数で活動したとしても、強力な戦闘艦に乗っていないとPKKには対抗出来ません。しかし、えてして強力な戦闘艦は足が遅く、海賊にはあまり向かない代物です。
これらを見るにつけ、思った以上に厳しい修正になりそうですね。
これを打開していくには、海賊側の情報網を今以上に強力にしていく他無い様に思います。海賊同士だけでなく、一般人からの情報支援が必要ですね。無差別海賊ならいざしらず、私掠海賊ならば同国人からの支援を当てに出来そうです。交易情報だけでなくPKK情報にも常に留意しておき、逃走経路を確保しておくべきだと思います。
しかし、ちょっと私は今回の青ゾーン撤廃については、バランス云々以前に違和感を感じています。元々青ゾーンが設置された理由は、出待ちPKがゲームプレイに支障をきたす一種の「ハメ技」であるから、だったと私は理解しています。(ただし、この点は公式HPには理由が記載されていません。出待ちPKの事が色んな所で騒がれた挙句の修正ですから、ほぼ正しい推測だと思ってますが。ちなみに一応GMに問い合わせてみました。すると例によって、仕様変更意図については答えられない、との返事でした。ユーザーが利用しているサービスの仕様変更について問い合わせているのに、答えられないというのです。彼らはサービスプロバイダーとしての自覚があるのでしょうか?)
だとするならば、海賊にのみその「ハメ技」アリとするのは、一体どういう事なんでしょうか。光栄は、海賊だけはこのハメ技をされても問題なしと考えているのでしょうか。だとすれば、他の一般ユーザーに比べて、海賊ユーザーには質の違ったサービス提供で良しとしているという事なんでしょうかね。
まあ、この点は推測になってきます。
私としては、与えられたルール内でどう問題を克服していくか、これに集中するのみでしょうか。
海賊受難の時代になりそうだなあ。
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