DOLを離れてからブログの方は放置していたのですが、その後も微妙にカウンターが上がっていたようです。ここからリンク先に行く人が結構多いようですね。
 航海中、暇な時にブログを見て時間を潰したりするのは私もよくやっていたのですが、通過されるだけなのも何ですし、ちょっとした憩いの場になれば良いなあと思い雑記などおば。
 アリガチなテーマですが、過去私がやったゲームの話など書いてみようと思います。

 という訳で1回目は幻想水滸伝シリーズです。
 幻想水滸伝は現在5作までありまして、私がやったのは1,2,3,5の4つです。
 このプレイ履歴が物語っておりますが、私にとって最高の出来なのが1と2。3はちょっと物足りない感じがしております。5はまあ普通で。この辺り評価は人それぞれですけど、熱狂的なファンはやっぱり1と2を推してるケースが多いように思います。
 まあ、3も5も悪いゲームではないです。「幻想水滸伝」という冠を背負っている分期待度が高く、それが重荷になってしまっているだけだと思います。

 シリーズ中のどの作品においてもそのテーマは、世界創生の力の根源たる「27の真なる紋章」を巡っての国家の興亡と、そこに生きる人々の運命です。ゆえにストーリーとしてはやや重めなのですが、だからこそ奥深さを感じられる訳ですね。
 単純な勧善懲悪の世界ではありません。そこにいるキャラクター達は皆、自分なりの正義と大儀を持っているのです。

 幻想水滸伝というゲームの魅力は、歴史絵巻的な流れにあるのでは、と私は考えております。シリーズ中の各作品間における時間と空間の連続性が、ゲーム内にうまく盛り込まれているかどうか、これがこのシリーズで重要なのではないでしょうか。
 特に1から2への繋ぎには、この時間と空間の連続性がしっかりと存在しておりました。2は1の3年後という短いスパンの設定でしたし、一部ですが1で登場した街に2で行けたりもしたのです。登場人物も1の主要メンバーの多くが2でも出演しておりました。
特に1の主人公が2にも登場して、PTメンバーに入れられた時は嬉しかったです。ちなみにこの主人公、1と2で顔グラフィックにやや変化がありました。1はまさに少年っぽい屈託のない顔だったのですが、2ではやや寂しげな遠くを見る表情になっていました。
「この3年間、ぼっちゃんにも色々あったのかなあ」などと想像したものですw
 また、運命に弄ばれながらも、キャラクター達が理想、野望、希望、決意を抱き必死に前に進もうとする様も大変感動的でした。この点については、主人公格が3人いた2の方が特に良かったです。
理想の違いが親友同士だった彼らの歩む道を別のものとし、やがてお互い戦う事になるという悲劇。ゲームのストーリーとしては秀逸だったと思います。

 これに比べて3について残念に思うのは、1〜2と続いてきた歴史の流れが、やや途切れてしまった感じのするところですね。勿論設定上の世界観は同じですし、本作の舞台も前作中に地名のみではありますが登場済みです。
 しかしどうも違和感があるのです。それまで2Dグラフィックだったのが、3で3Dになったのも原因かもしれません。雰囲気が変りましたからね。まあ、3からこのシリーズを始めた人にとっては分からない事だと思いますが・・・。
 とまあ、3でやや失望した結果、4には手を出しませんでした。5はそれなりに良い評価だったので一応やりました。が、これも駄作とは言いませんし、一つのゲームとしては良く出来てると思いますけど、幻想水滸伝シリーズとしてはとなると、やっぱり首を傾げてしまいますね。3ほど違和感はないのですが。
 まあ、難しい所です。

 幻想水滸伝を語る上でもう一つ触れておかねばならないのが、仲間になるキャラクター達です。
 中国の古典である水滸伝をモチーフにしているだけありまして、シリーズのどの作品でも総勢108人という多数です。とはいえ、全員集めなければならないという訳でもありません。中には仲間にするのに難しいキャラもいますし、全て揃えるのはかなりのやり込みプレイになると思います。
 ちなみにコンプリートすればベストエンディングになりますので、私は結構がんばって全員集めた記憶があります。といいますか、ベストエンディングじゃないと結末が悲しすぎて嫌だ、という一念でしたねw
 108人全員のキャラ設定も数の割りにしっかり作られてます。仲間達の人間関係に色々因縁めいた要素が盛り込まれており、サブストーリーとして楽しめます。キャラゲーとしても良作だと思います。1〜2で登場したビクトールとフリックのコンビが私は好きでした。

 ブログを書く上で色々関連サイトを見回っていたのですが、youtubeの方に傑作として名高い幻想水滸伝2のOPムービーがありましたので、リンクしておきましょう。

http://www.youtube.com/watch?v=kOcQhmXNW8I

 このOP、クリアしてから見ると更に良いですね。ムービー後半の本拠地に切り替わってからの盛り上がりは鳥肌ものですな。
  
 という訳で、プレイ済みの方は懐かしんで頂き、未プレイの方は今からでも是非やってみましょう。
 心に残る名作です。

コメント

nophoto
S.G
2007年3月31日8:37

鄭和さんが「幻水」経験者とは知りませんでした^^
自分は外伝まで含めて全作プレイしましたが、やはり「2」がベストだったと思いますね。なによりシナリオが練り込まれていてのめり込めました。
大航海の世界でも、幻水のキャラクターにちなんだ名前の方を見かけるとちょっとうれしくなったりしますw

…やばい、久々にプレイしたくなってきたw

リバーフィールド
リバーフィールド
2007年3月31日19:13

あかん、もう一回やりたくなってきた。
俺は1と2しかやったことないや。
おねえちゃん属性もってる俺はあそこで必死になったもんですw
1と2のつながり深くて、2をやってる途中で放り出して1を買いに走ったのはいい思い出。

nophoto
大英帝国人
2007年4月1日13:07

おぉ!
幻想水滸伝は1・2・3・やりました^^
2が一番でした。
心に残る名作、まさにそれですね:;
ゲームで泣いたのははじめてだったかもです。
ゲーム会社の心意気とこまやかさ、シナリオのよさ、
音楽のよさ、すべてがそこにありました。
シュウ軍師のだいファンでした。
あの知的なクールさは鄭和さんぽいかもとふと思いました。

鄭和
鄭和
2007年4月1日23:15

S.Gさん>
外伝は未プレイですが、確かアドベンチャー式のゲームだそうですね。1と2のキャラも結構出るらしいので、キャラ好きなファンには嬉しいゲームでしょう。
DOL内でも時々幻想水滸伝キャラの名前をつけてる人がいました。海賊の方にもw

リバーフィールドさん>
思い出すとやりたくなってきますね。私も4〜5回はやった記憶があります。1のセーブデータを2で引継げますから、やっぱり1と2はセットでプレイが必須ですね。
私は知り合いから勧められてやりましたので、幸い1から順に買ってやりました。

大英帝国人さん>
1と2の双方とも、軍師キャラが中々泣かせてくれます。クールにみえて、内面では熱いものがあると。背負ったものの大きさをおくびにも出さない、人としての強さを持ったキャラ達だったと思います。
音楽も良かったですね。良ゲーには大抵名曲があるものですな。

nophoto
スレイン
2007年4月2日2:16

鄭和さん!大投資戦すごく楽しそうよ!!
復帰まだああ??

nophoto
イヴ
2007年4月5日10:42

鄭和さぁぁぁぁん!お元気ですかぁ〜?

残念ながら、わたしは幻想水滸伝・・・・やった事ないのです〜
なので、お話にはついてけませんが、お元気そうで何よりです(o^-^o)

鄭和
鄭和
2007年4月6日0:28

スレインさん>
仕様見る限りでは、どうもイマイチなような。
あれじゃ高額betな賭け模擬をやってる方が余程マシですよ。イベントチックな代物は大海戦でコリゴリです。

イヴさん>
幻想水滸伝は是非やってみる事をお勧めします。結構前のゲームですが、多分かなり安い価格で売ってると思います。本体が無いとアレですがw

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